2016年11月05日
釣り人なら1冊は持っておきたい本「魚の行動習性を利用する 釣り入門」 著 川村軍蔵
今回紹介する本は、 「釣り入門―魚の行動習性を利用する」 です。
著者 川村軍蔵 (鹿児島大学名誉教授)研究分野は魚類の行動生理学と感覚生理学
この本は、とても科学的な本で、魚の習性 (特に釣りに関する魚の習性) を科学的な実験で検証しています。
まず、目次を見れば、この本の魅力を知ることができると思います。
1章 魚を知る
1-1 魚は釣りの仕掛けが見えるか
1-2 魚に釣り人の姿がよく見えるわけ
1-3 「魚は近視」は誤解
1-4 形状識別能力は抜群
1-5 ルアーの色を識別できる
1-6 紫外線を反射するルアー
1-7 もう一つの光感覚器
2章 撒き餌を科学する
2-1 匂いを感じる仕組み
2-2 効果の高い撒き餌とは
2-3 カツオ一本釣りの撒き餌
2-4 食べて二時間で消化する
3章 釣り餌を科学する
3-1 活き餌
3-2 恐怖物質は実在するか
3-3 どの魚にも有効な釣り餌はあるか
3-4 魚が好む匂い
3-5 メジナ、クロダイは黄色を好む
4章 ルアーを科学する
4-1 ルアーは魚の動きを再現できない
4-2 ルアーの動きを魚はどう感知するのか
4-3 魚を誘引するルアーの形・模様
5章 釣りのポイントとタイミング
5-1 海流が作り出す生態系
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6章 釣りにくい魚と釣りやすい魚
7章 釣り具と仕掛け
8章 釣り場の水環境
9章 釣りのルールと釣り場の保全
まで続きます。5~9章の小見出しは省略してます。
これらの各小見出しの疑問に、実験結果などを通して、科学的に検証して、そして、その答えが科学的で明確に書かれています。
この本の一部に書かれているのが、イカスミはエサに有効なのか、魚の好む色、釣り針の形状と飲み込みやすさ、釣り糸は見えるか、など、とりあえず、面白いです。
これを釣りに使えたなら、釣れる確率が上がるかもしれないです。。。
ここまでくると、考えることに楽しみがある気がします。
私が本を読んで思ったことは、身近にいる釣り名人や、動画でみる釣り名人は、経験からこういうことを発見し、
それに対応した事をしていると思います。SHIMANO TV の釣り名人たちの仕掛けへの考え方や、魚についての考え方は、
いつも、驚かされます。(そこまで考えきれねー!!と毎回思います)
私の友人も、観察力がすごく、シガヤーの蛍光色を見つけて、それについてなんかぶつぶつ言っているのを見た時は、その観察力に驚きました。(もちろん釣りがうまいです)
この本は釣り人なら一冊持っておいてもいいくらい、釣りに関係する魚の生態について
詳しく書かれています。
ぜひ、読んでみてください。
この本が置いてある図書館
宜野湾市民図書館 (沖縄県宜野湾市我如古3丁目4−10)
琉球大学付属図書館 (沖縄県中頭郡 西原町千原1)
沖縄国際大学図書館 (沖縄県宜野湾市宜野湾2−6−1)
@siosaikouen at 15:36│Comments(2)
この記事へのコメント
shunさん、コメントありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
この本、、、面白いです!
しかし、中2でこの本を読まれている息子さんはすごいですね。
将来(現在?)が楽しみです。
この本、、、面白いです!
しかし、中2でこの本を読まれている息子さんはすごいですね。
将来(現在?)が楽しみです。
Posted by 男人魚男 at 2016年11月09日 21:14
この本面白いですよね。当時中2の次男がハマってました笑
Posted by shun at 2016年11月06日 08:42
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